雨と感情②

梅雨の時期は楽しい思い出よりも嫌な思い出の方が多い方も少なくなくはないでしょうか。

昨日、田舎で専業農家を営んでいる兄と携帯電話同士でお互いの近況を話したのだが、兄はホッとしたような表情を連想させる声の明るさがあった。
「声が明るいね?」
「何かいいことでもあった?」

何気なく聞くと

「いや~やっと雨がふってくれたんだよ!」
「空梅雨で田んぼの状態が悪くてさ」
「台風のおかげで雨がふってくれて安心したよ!」
「台風様だよ」

自然相手の農家にとって天候は恵みである。
兄はこの一週間ほど、「このまま悪天候が続いたら農作物が…」と心理的に不安な日々を送っていたのだろう。
同じ梅雨なのに、雨がふって喜ぶ兄。

通勤ラッシュでビショビショになった会社員が聞いたら驚くかもしれない。(^^)

 

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