性的虐待による心の苦しみ…

子供の頃に性的虐待によって心に深く傷を受けてしまい
長年苦しんでいらっしゃるケースがある。

それは父親や兄弟など近親者によるケースが最も多く、
幼少期に受ける場合や肉体的な成長が顕著に表れる
小学校高学年成長期待に性的興味から
犯行が開始される場合など、様々なケースがある。

特に女性は成長期には体が大人になり始め、
性的な興味を持ち始められる場合が多く、
体を触られたり、入浴現場を盗み見られたりといった
被害を受たという内容がある。

この近親者による性的虐待による問題では、
自宅という一番、心身共に安心できる安全な
場所のはずなのに、毎日その恐怖におびえながら
生活しなければならないという点、
社会的に経済的に自立自活できていない年齢から
抵抗できない状況が深刻なのである。

反抗すれば父親から罵声が浴びせられたり…
精神的にプレッシャーをかけられたり…
弱い立場から心理的に恐怖し、
「状況が悪化するのでは…」というような強い
本能的なおそれにより、多くの被害者が
何も抵抗や反抗する事が出来ないまま…

恐怖から母親など周りへのSOSを出せずにいたり、
相談しても真剣に取り合ってもらえなかったりという
環境が少なくありません。

その後成長し、被害にあった記憶がフラッシュバックし
パニックを起こしたり、異性に対して強い抵抗感により
安心して接することが困難な状況に苦しまれます。

過去の経験により身体(本能)性的不快感が残り、ずっと引きずったまま適齢期を過ぎても、異性との交際が出来ずに根気を逃すというお話しを聞くこともあるのが現状です。

かりに、犯行を犯した当事者が亡くなった場合でも
関係なく、触られていた感触恐怖を引きずり被害者は
精神的に長期間苦しみ続けるケースが多いのです。

忌まわしい記憶や感触が長期間精神的に心が囚われて
しまい、好ましくない思考や気持ちから
心の健康を害し、ご本人では自力では抜け出ることが
困難な状況に陥り、正常な社会活動が困難になる場合
が出てきます。

本来なら助けられ守ってもらえる存在から裏切り続けら
れる問題は、心にとって深く傷が残ってしまう
ということ…


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