2.意識しやすい無意識、しにくい無意識

心のメカニズム

無意識しやすい無意識、意識しにくい無意識

心には意識できる部分と意識できない領域があり、意識できない領域が無意識ということになる。
その無意識には、「意識しやすい無意識」と「意識しにくい無意識」がある。

意識しやすい無意識とは感情であり、喜怒哀楽といった喜んだり怒ったりする感情ということ。
つまり「気持ち」なのです。
自分で楽しい気持ちになっていたり、怒っている気持ちは自覚できますよね。

意識しにくい無意識とは、呼吸や瞬き、内臓運動といった生命維持に欠かすことができない
恒常性維持機能(ホメオスタシス)をつかさどる領域であり、
自らの意志とは関係なく機能している部分なのです。

武道やヨガ鍛錬では、「呼吸」方法を重んじている理由とは、無意識領域を意識的に
コントロールする目的で呼吸法を用います。
これは、不安や恐れという恐怖により感情(無意識)が制御不能になりやすく、
理性的にコントロールしにくいものだからです。

誰でも不快な気持ちになったら瞬間的に気持ちを入れ替えたり、
楽しい気持ちから怒った気持ちになれないように、
簡単に感情(無意識)をコントロールできない事を先人達は経験から学び、
鍛錬していたと考えられます。

心理カウンセラー志田清之

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